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地縛霊 髪白 幽(かみしろゆう) 名前:髪白 幽(かみしろゆう) 性別:男 流派:シャドウボクシング 武器:ナックルガード 攻撃:10 防御:0 体力:10 精神:8 反応:20 FS(FS名):0 必殺技:『怨念ハイキック』 必殺技効果:攻撃+反応のダメージを相手に与え精神にも1ダメージを与える ガード不可 精神2消費 必殺技原理: 怨念のこもったハイキックは相手の意識を刈り取るとるほど ガードもすりぬける キャラ説: 苛められっ子の引きこもりの少年が魔人へと覚醒 街で魔人を狩りつづけ「魔人狩り」と呼ばれるほどになったが 魔人から助けた少年にナイフで刺されて死んだ 非常に好戦的で会話が不可能な幽霊 実体が無い為攻撃が当たり辛い 繁華街に出現 1 2 3 4 5 6 弱攻撃 弱攻撃 回避 必殺技 必殺技 気合
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しろみつ砲(Lホールド) テト譜 このテンプレのポイント IJ土台IJが置けたら片側確定 片側セットアップ率 33.33% 左右反転込みセットアップ率 53.33% このテンプレの弱み 派生一覧 テンプレ概要 理想形を組むためだけにLミノをホールドしたしろみつ砲。 組めるとうれしい... 類似関係 しろみつ砲 外部サイト その他
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――感じるのは、かすかに漂う甘いにおい。 キッチンに備え付けてあるオーブンの前で、一人の少女がしゃがみこんでいた。 額の中心に眉をよせ、心配そうな顔で中を覗き込んでいる。 「本当にちゃんとできるよね?」 向こうの部屋にいる母親に向かって問いかける。 そんなに心配しなくても大丈夫よ、と母ののんきな声が返ってきた。 「でも……、だってこれは……」 目をこらして、中を見つめる。 オレンジ色の光に照らされたそれは、ガラス越しにはうまくいっているのかわからなかった。 ひたすら見つめながら、時間が経つのをじっと待つ。 不安と期待がなんだか変なふうに合わさって、落ち着かなくてしょうがない。 手に着けたミトンに視線を落とした。 あの子は……よろこんでくれるかな――。 ピ――っという音が、オーブンから鳴り響いた。 ♪ ――ピピピッ、と目覚まし時計の鳴る音がする。 布団の中から手を伸ばして、あやのは手探りで時計の位置を探す。 ふらふらと揺れる手が、うるさく騒ぎたてる時計に触れられ、ようやく音が鳴り止んだ。 ぼやけた思考のまま、ベッドから身体を起こす。 綺麗な長い髪が揺れて、シーツの上へと広がった。 まだ太陽が明るく照らす時間ではなく、室内は少し薄暗く感じる。 なんだかまだ、ずいぶんと眠かった。 昨日の夜は確か……、――同じことをしていたんだ。 それで少し眠るのが遅くなって、寝不足なせいか布団から出るのが少し辛い。 ふぁ……、と欠伸が出た。 寝ぼけまなこの目をこする。 ベッドから降りて、ふらふらしながら部屋を出る。 眠くたって遅刻はしたくない。 今日もまた、あの子と一緒に登校するっていうのだから。 ♪ また今度ね、とクラスメイトに声をかけられて、あやのは手を振り返した。 放課後になった教室は、ようやく学校から解放された生徒達によって喧騒に包まれていた。 これからの予定について話し合う人や、さっそく今日から遊びに行こうとする人など、みんな一様に浮かれているように見える。 だけどそんな中にも、少し気の重そうな人もいた。 というより、あやのが今そばにいる机の主がそうだ。 真っ黒い髪の少女は、陸上をやっている時みたいな真剣な表情で、机の上の紙を見つめていた。 「――おーす、日下部。どうだった?」 そんなみさおのところへと、同じクラスの少女――かがみがやってきて声をかけた。 いつもはなんとなく怖い雰囲気(みさお談)な彼女も、今日は機嫌がいいように感じる。 「あー、柊。いやーなんていうか、……まあまあだった、ような」 直視したくない、といった顔でみさおは答える。かがみはその机の上に広がっている紙――みさおの通知表に視線を落とした。 「……まあ、あんたならそんなもんよね」 なんとも微妙な顔で、かがみが呟いた。 「それなら柊はどうだったんだよ」 自分の通知表を閉じながら、みさおはかがみに聞く。 「ん? 見るか?」 カバンの中から、自分の通知表を取り出し、手渡す。 「………。……あれだ。次がある」 みさおはそこに書かれているであろう(彼女としては)衝撃的な結果をみて、何かを吹っ切ったような顔でそう言った。 「峰岸は?」 暗い顔で自分のとかがみのものを見比べているみさおを放っておいて、かがみがあやのへ声をかける。 「私はあんまりだった、かな?」 「別にこいつに気を使わなくてもいいと思うぞ」 こいつ、と指さしながら、かがみが横から覗き込んでくる。 「……やっぱりさすがね」 「そう、かな?」 手元にある通知表は、自分的にはまあまあといったところ。 とういうよりは、いいのかも。 隣でへこんでいる彼女には、なんだか申し訳なくなってしまう。 えっと、ゴメンね、みさちゃん。 「別にいいんだよ。どうせ明日からは夏休みなわけだし、こんなこと気にしなくたってー」 机の上に身体を乗せながら、みさおが口を尖らせる。 「休みの間に挽回しようとか思えよな……。それにあんた受験生だろ?」 かがみはまったく、といったようにため息をついた。 ――今日、7月20日は終業式だった。 明日からは、長く拘束されていた学校という檻から解き放たれる、夏休みへと突入する。 けれどその前には、この通知表というものを乗り越えなければならないわけで。 だけどみさおは、完全にそれから逃避することにしたみたいだった。 「はぁ~、ホンット柊はわかってねえなぁ……。“夏に休む”と書いて夏休みって言うんだぞ? それなのに休まなかったりしたら、夏休みに失礼なんだからな!」 「……あのな」 「今年の夏も、私は休む……全力でっ!」 ぐっとこぶしを握りしめ、みさおは高らかに宣言する。 「ったく、あんたは毎年毎年……。そんなんだから、」 「聞こえない、聞こえなーい。私はこの夏をエンジョイするのー! 夏休みが向こうで私に手を振ってるのー!!」 「おい」 耳に手を当てて、首を振りながらみさおが声を上げる。 ほとんど子どもと変わらない態度をとる彼女に、あやのは苦笑する。 「あー、そうかい。そうまで言うんだったら、もし2学期になって手遅れになったとしても私は知らないからな。あと夏休みの宿題も手伝ってやらないし、その後のことも一切関知しないんで」 「な、ええっ……」 かがみの言葉にみさおは目を見開く。 「夏は受験の天王山って言うしなぁ……。夏を制するものは受験を制す。それなのに日下部は休みまくると」 すっかり動きを止めてしまったみさおに、かがみが言う。みさおのさっきの勢いもどこかへと消えてしまっていた。 「実際に休みまくった受験生っていうのはどうなるのかしらね。あー、今から来年が楽しみねー」 「うっ……、くぅっ……」 にやりと意地の悪い笑みを浮かべながら、かがみが言う。 なんだか今にも冷や汗をたくさん浮かべそうに、みさおが身じろぎした。 「……それで。夏休みは、何して休むの?」 「っ……!」 勝ち誇ったようなかがみと、すっかり気勢をそがれたみさお。 結局みさおは、 「あやの~。柊がいじめるよ~」 あやのに泣きついた。 「せっかく現実逃避してたのに……」としょんぼりする彼女の頭を、あやのはよしよしと撫でてあげる。 「勉強しなきゃいけないことぐらい、私だってわかってるって」 「いや。全然信用ならない」 きっぱりと、斬って捨てるかがみ。 そんなんだから凶暴って言われちゃうんじゃないかなと、あやのは思う。 「ようやく夏休みに突入したわけなんだから、ちょっとぐらい現実から目を背けたっていいじゃねえかよ……。それに今日は私の誕生日なんだぞーっ。少しは優しくしてくれよ!」 ぶーたれながら、かがみに訴えかける。 「あんたのために言ってるんだけどなぁ……。少しは危機感ってものを持ちなさいよ」 「それでも柊は慈愛とか、そういうのを持ったほうがいいって!」 「………」 「なんだよ」 「…………いや、慈愛なんて言葉よく知ってたな」 何か大変なものでも見たかのような顔で言われて、みさおは声にならないショックを受けていた。 「そういや今日だったわね。元海の日の」 「そうだぞー。だからなんかくれ」 机の上に身体を投げ出して、みさおはすっかりとふてくされていた。 「そうね。……じゃあ、これでもあげるわよ」 バッグを覗き込みながらそう言って、 「はい、お誕生日おめでとー」 やる気のない口調で、みさおの前にそれを置いた。 「お、おお……。柊にもこんな優しい一面が。ありがとう、柊。このポッキーは一本一本大切に食べ、…………ってポッキー一箱かよ!」 ポッキーの箱を持ち上げて、みさおが叫ぶ。 「一応それ、私のとっておきだから。少しは感謝して食べなさいよ」 ううっ、とみさおは声を漏らすと、箱を開けてポッキーを口にくわえた。 「あやの、なんだかポッキーが苦いよ……」 「そりゃビターだしな」 そんな二人のやりとりを見て、あやのはただ困ったように笑うしかなかった。 ♪ 「――はい、みさちゃん」 結局かがみと一緒にポッキーをつまんでいたみさおに向かって、あやのは一つの袋を差し出した。 「え?」 突然渡されたそれを反射的に受け取ると、彼女はキョトンとした顔であやのの顔を見返した。 「私からのプレゼント」 小さく笑いかけながら、彼女に言う。 「………」 「みさちゃん?」 彼女はジッとそれを凝視しながら、手をわなわなと震わせていた。 そして、 「あ゛、あやの゛~」 ひしっ、とその袋を抱きしめた。袋のビニールが、ぐしゃっと音をたてる。 「やっぱりあやのは違うよ。あの優しさを忘れた悪魔とは、ゼンッゼンッ、違うよ! こうだよな、普通プレゼントってこういうもんだよな!!」 プレゼントを掲げながら、歓喜にむせび泣くみさお。 ものすごいオーバーリアクションで喜びを表現してくれるのはいいのだけど、少しだけ恥ずかしいような気がして、あやのは困ったような笑みを浮かべた。 「大げさだなぁ」 と、かがみが呆れたように呟いていた。 「どうせ柊にはこの気持ちなんてわからねえよ。今のこの私の喜び具合なんて。……ありがとう、あやの! さっきの誰かのとは比べられないほどに大切にするから!」 「あ、うん」 怒涛の勢いで言い放つみさおに、あやのはおされ気味に答える。 「柊も少しは見習えよな?」 「んー? ……ああ、はいはい」 あんただって私の誕生日、なあなあだったじゃない、とかがみが小さく呟いた。 「なんだ? うらやましいのか?」「峰岸からはちゃんと貰ってたの、あんたも見てたでしょ?」「やっぱコレって愛だよな……。絆の勝利だよな」「……聞いてないし」 なんだかんだで仲良く話し合っている二人に、あやのはやっぱり苦笑を浮かべた。 みさおとあやのが彼女と知り合ってから、もう5年目になる。 随分と長い間一緒だった気もするし、それほどでもないような感覚もする。 自分とみさおに比べれば付き合いは短いけれど、それでも今では、大切な友達――親友だと思う。 二人の会話は、見てて飽きない。 それになんだか、少し心地がいい。 いつも元気いっぱいなみさおと、呆れながらも、結局世話を焼いているかがみ。 みさおはよく、かがみは薄情だなんて言っているけれど、今だってすごく楽しそうだ。 かがみがまた、調子に乗ったみさおへと怒りをあらわにしていた。 そんな二人の姿は、やっぱり楽しげにあやのの目には映った。 「――お姉ちゃん」 教室のドアの方から、声が聞こえた。 声のほうに視線を向けると、そこには一人の少女が立ってこっちのほうを眺めていた。 あの子は確か――。 「あ、つかさ。今行くから、ちょっと廊下で待ってて」 かがみがその少女に――かがみの妹へと手を振る。 彼女はそれを聞いて、うんと頷くと廊下へと出ていった。 そういえばあの子とも、ずっと学校が一緒だったんだよね――。 同じクラスになった事はないけれど、こんなふうによくかがみを迎えに来ているのを見かけていた。 双子の妹だというのだけど、かがみと違って、なんだか可愛らしい感じだ。 「じゃあそういうわけだから、そろそろ私、行くわね」 「あ、うん。またね」 「それじゃあ、今度よろしくな。――柊も最後の夏休みなんだし、少しは楽しんだほうがいいぞ」 「はいはい……」 かがみはそう言って軽く肩をすくめると、振り返って教室のドアの方へと足を向けて、 「ああ、そうだ日下部」 「ん?」 何かを思い出したように声をあげた。 「これもあんたにあげるわよ」 そう言うと、カバンの中から何かの袋を取り出し、 「はい、改めてお誕生日おめでとー」 やっぱりやる気の無い声で言って、みさおへとそれを差し出した。 「……ほへ?」 受け取りながら、みさおが変な声をあげる。 「これ、なに?」 「何って……、だからプレゼントよ」 「ああ……。……え……」 「この前少し用事があったときに、あんたも誕生日が7月だったなって思い出して……それでね」 かがみの言葉を聞きながら、みさおはまじまじと手元のそれを見つめていた。 「ま、というわけだから。――じゃあね」 そう一気にまくし立てると、スカートをひるがえして、かがみは廊下へと向かって歩いていった。 「………」 みさおは少しの間それをじっと見つめたあと、顔を上げて、 「柊っ!」 そう呼びかけ、ドアから出ようとしていた彼女が振り返る。 「――ありがとっ!」 満面の笑顔で、みさおがそう言った。 「………」 かがみはなんだか複雑そうな顔をして、 「……声でかいわよ」 それだけ言い残して、廊下へと出て行った。 ♪ 夏といえば、セミの鳴き声だと思う。 道端の木からその声が聞こえると、夏が来たんだなって実感する。 今もどこかで鳴いている。 誰かの家の木の上からも、生い茂った木々の影の向こうからも。 日差しの眩しさと一緒に伝えてくる。 「にしても今日も暑いなぁ」 帰り道を歩くあやのの隣で、みさおがそう呟いた。手を額にかざして、眩しそうに太陽を見上げていた。 不満そうな言葉と裏腹に、その顔は笑顔を浮かべている。 いつもパワーが有り余ってるような彼女だけど、今はなんだか、すぐにでも走り出してしまいそうだ。 「……良かったね?」 「?」 「柊ちゃんからのプレゼント」 「ああ」 ふと、思い出したかのようにみさおが声をあげた。 「あいつにしては気が利いてるというか……。なんかあったのか知らないけど、最近機嫌もいいし」 カバンと一緒に提げた袋に視線を落とし、みさおは言う。 「まあ、良かったのかな?」 にっと笑みを浮かべる彼女。 その顔を見て、やっぱり二人は仲がいいんだな、とあやのは思った。 ずいぶんと長い間、通り続けた道を、二人で並んで歩いていく。 いつものように、みさおがあやのへと話しかける。 いままで通り、あやのは彼女の言葉に耳を傾ける。 彼女はいつでも楽しそうに、嬉しそうに話をする。 自分はそんな彼女に、相づちを打ち、言葉を返す。 時に身振り手振りをつけながら、みさおはいろいろな事をしゃべっていく。 今日は早くに終わったし、これから何をしようか。 今年の夏はちゃんと宿題を早めに済ましたほうがいいかもしれない。でもやっぱり無理そうだ。 今度、柊とも勉強会を開こうか。 勉強もしなきゃいけないけれど、少しぐらい遊びたい。 祭り、花火、プールにサイクリングにハイキングに。 でもやっぱり……。 あやのは、そんなみさおの顔を眺める。 彼女は本当に嬉しそうに、これからの夏の事について想像を膨らませていた。 「もう、最後なんだね」 「ん?」 「夏休み」 「おぉ、そういやそうだな」 やっぱり彼女は、あっけからんとした口調で言った。 「まあ、最後っつってもまた来年もあるけどさ。……無事に進学できたらだけど」 自分の成績を思い出したのか、苦い顔をするみさお。 「ホント今年の夏は大変だよ……」 「………」 勉強なんて私の性に合わないんだけどなと、みさおはぼやいていた。 「今年もまた、どこかに出かける?」 「んー、そうだなぁ……。でも柊も言ってたけど、実際そんな余裕があるかどうか」 「でも、……最後の夏だし」 「そうだよなー。最後なわけだし、なにかそれにあった思い出ってのが必要だよ」 「……うん」 もう、高校に入って三回目の夏だ。 三年生にとっては、本格的に受験の準備を始めなきゃいけない季節となる。 だけど、勉強だけじゃない。 この年の、この季節っていうのは、いろいろなものが流れていく。 例えばスポーツとか恋とか、……友達との思い出とか。 いまいち、最後っていうのが実感できないけれど、だけどなんだか寂しいって思ってしまう。 今まではずっと、夏が来るとすごく嬉しかったような気がする。 夏休みが来るのが待ち遠しくて、早くやってきてほしいと思っていた。 そしてそんな夏休みは、あっという間に過ぎてしまって、また来年の夏を想像してしまう。 でも今は――。 「今年は……、何をしたらいいんだろうね」 「ホント、やらなきゃいけないこともあるっていうのに、やりたいこともいっぱいあってさ。せめてあと十日、いや二十日は増やしてほしいよ」 「……そうだね」 確かにそれぐらいあれば、いろいろなことが出来るかもしれない。 なにか大切な思い出もできて、もっと楽しい夏になるかもしれない。 だけどそれでも、季節は過ぎる。 移り変わって秋が来る。 冬も、春も、……次の夏も。 やっぱり思い出が、できるだけ。 高校生最後の、二人でいられる最後の夏の。 それならもう、来なくてもいいんじゃないだろうか。 そんなこと言ったって、何も変わらないかもしれないけれど。 「――あのさ、あやの」 「……?」 振り返って、あやのは足を止めたみさおを振り返った。 空の真上まで昇りきった太陽の日差しを受けながら、みさおはこちらをじっと見つめていた。 「どうしたの? みさちゃん」 「……そのさ。どうしても頼みたいことがあるんだよ」 そう言って、みさおはこちらのほうへと近づいてきた。 2m、1m…、50cm、30cm…。 ほとんど目の前へと接近した彼女の顔を、あやのは見上げるような感じで見つめ返す。 「み、みさちゃん?」 「やっぱりこれは、あやのにしか頼めないんだよ」 びくっ、とあやのの身体が跳ねた。 体の前で、みさおが自分の右手をとって、両手でギュッと握りしめていた。 「あやの」 「………」 彼女の瞳は、ひどく真剣だった。 黒い黒いその眼差しはとても深く、まるで吸い込まれそうで、意外に長いまつげとか、少し鋭い目尻なんかが、なんだか目に付いて離れなかった。 握られた手が、熱を帯びる。 なんだか急に、日差しが熱いような気がしてきた。 どれくらいそうしていたのか。みさおはたっぷりと一呼吸を置くと、その真剣な表情をそのままに、ようやくその言葉を口にした。 「――今年も、宿題とか勉強とか、……手伝ってくれないかっっ!」 「………」 「………」 「………」 ――どこか遠くのほうで、蝉の鳴いている声が聞こえていた。 「やっぱダメか?」 「えっ?」 みさおに言われてハッとする。いつのまにか汗をずいぶんとかいてしまっていた。 多分かなり思考が止まっていたのだと思う。 「べ、別にいいよ?」 「ホントかっ?」 「そ、それぐらいなら。それに毎年そうだし」 みさおがあやのの宿題を写すのは、今に始まったことではない。 8月の終わりになって必死になる彼女の姿は、もはや夏休みの風物詩だ。 「あ、ありがとう、あやの。ホントに毎年毎年助かるよ……」 みさおはそう言って深いため息をつくと、ようやく手を離してくれた。 視線を落とすと、そこはすっかり熱くなっていて、じんわりと汗で湿っていた。 「もし一人でやったとしたら、絶対夏休みがつぶれちゃうしさ。これで今年も、安心して……あやのと遊べるよ」 「………」 「覚悟しろよ、夏休み!」 そう言うとみさおは、太陽を眩しそうに見上げた。 降り注ぐ光を浴びつつも、不敵な笑みを浮かべながら空を睨みつける彼女のことを、あやのは思わずじっと見つめてしまった。 どこからそのエネルギーは来ているんだろう。 なんでそんなに前向きなんだろう。 そんなふうに、思うときがある。 いつだって、無駄だっていうぐらい何事にも全力投球で。 何も考えてないようで、やっぱり本当に何も考えてないように見えて。 それでもいつだって、やりたいことを、やらなきゃいけないことを、そのままの勢いで突っ走っていってしまう。 そしていつの間にか――その後をついていきたいと思ってしまう。 一緒にその道を、突っ走っていきたくなっている。 「……ふふっ」 こらえきれずに、笑みがこぼれた。 「なっ! べ、別に笑うことないだろ」 「だ、だって……」 全然、変わっていないんだもの。 初めて会ったときも、その後もずっと、今みたいな感じで。 少しは大人になったなってこともあるけど、根本的なとこは少しも変化してないような気がする。 あの時のまんま。 いつだって、自分のことを振り回していて。 夏になるとすぐに、勝手に私の手を引いて、外へ向かって駆け出していた子どもの頃と……。 「いいよ……、どうせこの悩みは毎年宿題に悩まされてる人間にしかわからないもんだし。これでも結構、かなり悩んだりしてたんだからな」 「あ……」 みさおはそう言うと、しかめっ面のまま、先へと歩いていってしまった。 その後姿だけでも、拗ねているのがはっきりわかって、そんな子どもっぽい彼女にもやっぱり笑みが浮かんだ。 どんどん先へ行ってしまうみさおに、あやのは軽くため息をつくと、すっかりいじけてしまった彼女の前へと回り込んだ。 「みさちゃん」 「……なんだよ」 「これあげる」 「……?」 そう言って、カバンから出したものを差し出した。 「これ……」 「クッキー。みさちゃんの誕生日だから、また作ってみたの。よかったら食べて」 「………。……ありがと、あやの」 みさおはそう呟くと、ジッと真剣な表情で手元を見つめだした。オレンジのリボンで綺麗にラッピングされた、――昨夜遅くに作っておいたそのクッキーを。 「……みさちゃん?」 「え? あっ」 声をかけると、ハッとしたようにみさおは顔を上げた。 「いや、その……、あやのが初めてクッキーをくれたのも誕生日のときだったな、って思い出してさ」 「……そうだっけ」 「うん」 と、何かを思い出すようにみさおは手元を見つめる。 「その時あやのはさ、なんでかすごい泣きそうになってて……。『これあげる!』ってすごい勢いで私に押し付けて、その後私が『食べてもいいか?』って聞いても、ずっとうつむいて顔を上げてくれなくて」 「………」 そんなことも、あっただろうか。 それは確か、――こうやってお菓子作りをするようになったきっかけでもあった。 ずいぶんと古い記憶すぎて、今までちゃんと思い出したこともなかった。 「で、しょうがないから私は勝手に一ついただいてね、ちょっと形はいびつだったけど、それはもうおいしかったわけよ。……それでさ。私がそれを言うと、あやのは……」 そこまで言って、みさおは言葉を切った。 「?」 ふいに口をつぐんでしまった彼女に、あやのは首を傾げる。 「ん、あっ、いやなんでも」 ハハハ、とみさおが手をぶんぶんと振る。 「ま、とにかく懐かしいなって思い出しちゃってさ」 「ありがたくいただくよ」、とみさおは笑顔を浮かべる。 「よく覚えてるね」 「ん?」 「そんな、昔のこと」 「ああ、そりゃあ。……なんか、すごく嬉しかったんだよ。本当に私のために作ってくれたんだっていうのが、伝わってきてさ」 その時を懐かしむような顔で、みさおは言う。 「あれからかな。あやののクッキーが、私の大好物になったのは。味ももちろんだけど……、やっぱりあやのが焼いたクッキーが一番好きかなぁ……」 「………」 「だから、さ」 みさおの真っ直ぐな瞳が、すぐそこにあった。 「また今度。……いや。これからもずっと、作ってもらえないかな?」 「………」 「ま、まあできたらでいいけどさ」 クルッと後を向いて、みさおはガシガシと頭をかいた。 ――そういえば、さっきはなんで悩んでいたんだろうか。 いつか離れてしまうこととか。 きっとこれからは、二人でいられる夏は来ないだとか。 今までの記憶と、思い出と。 そんなものまで、全部終わってしまうような、そんな気がしていた。 「いいよ」 彼女の右手に、手を伸ばす。 「また作ってあげる」 少し驚いた顔でみさおが振り向いた。 「……ホントか?」 「うん。……これからも、ずっとね」 影を揺らして、風が吹きぬける。 焼けつく熱を帯びたアスファルトが、夏を迎えた空気を焦がす。 季節は巡る。 夏はいつか終わりを迎える。 凍えるような冬が来て、春になればまたこの熱い日を思い出す。 「んっ……、よろしくなっ!」 そう言って、にっと笑って手を握り返された。 彼女のその手はあまりにも力強くて。 今にもこの手を引いて走り出してしまいそうで。 これからまた夏休みが来るっていうのが、楽しみでしかたないと、――そう思えた。 夏の日差しは、まだ空高くて――。 ♪ ――眩しく照らす太陽が、印象的だった。 『食べていいか?』 玄関の前で黙り込んでしまった彼女に、私は問いかける。 『………』 泣きそうな顔を下に向けて、彼女は何も答えない。 『もらう、から』 一言断りを入れて、袋の中に手をいれた。 いびつな形。 でもそれは、確かに一から作った手作りであるという証拠。 『ぁ』 口の中に、甘さとどこか香ばしいような味が広がる。 『おいしい』 ポツリと正直な感想が口から漏れた。 『……ホントに?』 消え入りそうな、声が響いた。 相変わらず今にも泣きそうな顔で、彼女は見上げる。 『うんっ。すっごいうまいよ!』 そんな彼女を元気付けたくて、私は思いっきり笑顔を浮かべた。 でもそれ以上に、本当にこの贈り物がおいしいと感じたことのほうが大きかったのだけれど。 『……よかった』 そう言って、彼女は涙をこぼした。 泣きながら、嬉しそうに笑みを浮かべた。 その笑顔があまりにも眩しくて、私は思わず目を細めていた。 ――思い出したのは、かすかに漂う甘いにおい。 fin. コメントフォーム 名前 コメント 同じ境遇に立たされてると もう、あと少しなんだなと思ってしまって 泣けてくるな・・・ -- mkl (2009-04-26 00 15 13)
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しろうさぎ サークル Silver Forest Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 Player select NYO - - 東方風神録 封印されし神々 [01 22] 東方永夜抄 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess 02 starting over Nano さゆり 東方妖々夢 無何有の郷 ~ Deep Mountain [03 30] 03 delight NYO なつみ 東方花映塚 六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years [04 35] 04 深淵なる闇の彼方 - - 東方妖々夢 遠野幻想物語 [03 30] 05 お宇佐さまの素い幡 - - 東方花映塚 お宇佐さまの素い幡 [03 44] 06 Prayer NYO アキ オリジナル - [01 40] 東方円舞曲 Prayer 07 春風 -- instrumental - - 東方文花帖 風の循環 ~ Wind Tour [03 55] GRAZE 春風 08 風の詩 -- instumental - - 東方花映塚 風神少女 [05 36] AIR 鳥の詩 東方萃奏楽 風の詩 09 最速流域 -- instrumental - - 東方花映塚 彼岸帰航 ~ Riverside View [03 16] Phantasm Brigade 最速流域 10 森羅結界 -- instumental - - 東方風神録 人恋し神様 ~ Romantic Fall [04 31] 厄神様の通り道 ~ Dark Road 東方月見が丘 森羅結界 11 届かない永遠の距離 -- instrumental - - 東方永夜抄 月まで届け、不死の煙 [02 45] 東方蒼天歌 届かない永遠の距離 12 Keep the Faith -- instrumental - - 東方風神録 信仰は儚き人間の為に [04 10] 東方蒼天歌 Keep the Faith 13 Burning Force -- instrumental - - 東方永夜抄 恋色マスタースパーク [02 37] 東方蒼天歌 Burning Force 14 60 s wind - stars -- instrumental - - 東方永夜抄 ヴォヤージュ1969 [03 17] 東方三月精 スターヴォヤージュ2008 東方悠幻奏 60 s wind - stars 15 starting over -- instrumental - - 東方妖々夢 無何有の郷 ~ Deep Mountain [03 28] - starting over 16 delight -- instrumental - - 東方花映塚 六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years [04 35] - delight 詳細 M3-2008秋(2008/10/13)にて頒布 イベント価格:900円 ショップ価格:円 レビュー 新曲の数は少ないが、Silver Forestの中では最も丁寧に作られたCDと感じる。 前作に続いて名曲多し。 音圧が凄く高く、声が割れている箇所も数カ所あるが、 各曲、展開に富んでいて、CD全体としても飽きない構成かつストレスの無い音作りになっていると思う。 以下は、このCDと直接関係のない感想なので、読み飛ばして欲しい。 これ以降のSilverForestは、 曲の展開も薄く、四つ打ち中心になっていく傾向があると思う。 また、音作りの点では、単に機械的にリミッターで切って、音圧を上げただけのような、ガシャガシャ感がある。非常に雑になっていくように感じる。 1イベントでCD2枚同時配布を繰りかえし、1曲にかけられる時間が少なくなったのが要因だと思うが、露骨に手を抜いていると取られてもおかしくはない。 儲けることだけが目的ならそれでも良いと思うが、好きだったサークルであるが故、クオリティを上げることに重きを置いて欲しいと強く思う。 長文になってしまいましたが、 このCDは、とても聞きやすく、Silver Forestの最高峰だと個人的に感じるので、前作「Rebirth」「Reincarnation」と共に強くお勧めです。 -- 名無しさん (2010-03-07 15 16 34) 名前 コメント
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目次 概要 要点 選評 反応 コメント 概要 タイトル 白神子~しろみこ~ ジャンル 和風ファンタジーADV 発売日 2012/08/31 ブランド Exception 価格 9,240円(定価) 要点 絵、ストーリー、システム等全体的に古臭い 異常に長い総プレイ時間 選評 696,699,703 名前:『白神子 ~しろみこ~』選評[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 00 40 40.87 ID 0sRowDNj0 [3/8] んじゃまぁ、とりあえず投下してみますか そもそもどんなお話なのか知らない人も多いだろうから、選評と言うよりも紹介兼レビューって感じで書いてみようと思う まず物語の概要を簡単に説明すると、どんな怪我や病気でも治せる力を持った主人公が、 その治療行為を通じてヒロインたちと仲良くなっていくというお話。 治癒能力は主人公の体液全般に宿っているんだけど、その中でも精液が最も強い治癒力を有しているので、 治療行為は専らセックスを介して行われる。 この力を持つ者のことを「白神子(しろみこ)」と呼び、古来より血脈を通じて密かに受け継がれていた。 序盤はこんな風にヒロインたちをHによって助けるって話なんだけど、中盤以降からは伝奇ものっぽい展開になり、 最終的には人類の存亡を賭けた超獣・超能力バトルものに変貌する。 これだけ聞くと「なんじゃそりゃ」って思うかもしれないけど、白神子のルーツや敵方との因縁に関しては割と丁寧に説明されるので、 物語としては結構王道的な部類に入ると思う。 テキストは地の文がやや多めで癖が少なくて割と読みやすいが、そのぶん面白味は少ない。 とりあえず紹介的なものはここまで。 以後はこの作品の糞さ加減について語っていく。 まず何と言っても絵が古臭すぎる。 製作開始から10年近くが経っているらしいが、10年前の作品群(『水月』『うたわれるもの』『ダ・カーポ』など)と比べても明らかに古い。 個人的には15年前の作品と言われても違和感が無いと思う。 また、キャラクターの外面だけじゃなくて内面の方も古臭い。 言葉で説明するのは難しいが、いまどきの萌えゲーを『To LOVEる』に喩えるなら、この作品は『BOYS BE…』みたいな感じ? ある意味純朴だとも言えるが、日常でのやり取り一つ一つがとにかく古臭く感じた。 あと、キャラクターの設定も最近の流行からはかけ離れている。 非処女ヒロインがいる程度のことは他の作品でも十分あり得るだろうが、 「体臭が便臭でイジメられているヒロイン」なんてのは、いまどきの萌えゲーではまずお目に掛かれないだろう。 シナリオについては先ほど王道的と言ったが、悪く言えばありきたりで起伏に乏しい。 物語の終盤で白神子の宿敵が現れるんだけど、その名称が「黒巫女」という安直さからもその一端が窺えると思う。 また、黒幕のもとへ単身乗り込んであっさり捕まったり、敵に追われている状況でエロい妄想を始めたりするなど、 物語全般を通じて登場人物の危機感の無さが目立つ。 中でも酷かったのは、黒巫女に唯一対抗できる「黒巫女殺しの小刀」という武器(これも安直なネーミングだなぁ)を苦労して手に入れた後、 「刃物を携帯するのは物騒」というくだらない理由で他人に預け、案の定それをあっさり敵に奪われるという展開には開いた口が塞がらなかった。 演出面も全体的に古臭い。 戦闘シーンのエフェクトがしょっぱいのには目を瞑るとしても、 海水浴のシーンで背景の海の中に立ち絵をそのままぶっ刺していたのには笑ってしまった。 また、本作は全編ボイス無しだが、オプションでは何故か個別ボイス音量の設定が出来る。 多分採算が取れなくなったとかでボイスを入れるのを断念したんだろう。 エロシーンは50以上もあって抜きゲー顔負けの分量だが、 ①絵が古い、②テキストがエロくない、③ボイスが無い等の理由から実用性は皆無である。 とまぁ、ここまで色々と不満点を述べてきたが、これらだけだったらまだそこまでクソだとは言えない。 本作の真骨頂は、「地獄の耐久マラソン」とでも言うべき異常なプレイ時間の長さである。 本作の予想される総プレイ時間はおよそ45時間。 参考までに最近クリアしたゲームのプレイ時間を挙げると、『月に寄りそう乙女の作法』は12時間程度でコンプしている。 ボイス無しで殆ど流し読みしているにもかかわらず、通常の萌えゲーの4倍近くも時間が掛かっていることから、 本作の異常なプレイ時間の長さがお分かりいただけるだろうか? 選択肢の数も優に100を超え、全34個のエンディングを回収するためには相当面倒な攻略が必要とされるが、 当然ながらこんなマイナーゲーに攻略サイトなんて便利なものは存在しない。 作品全体のこの冗長さが、前述した糞要素(絵が古い、物語の起伏に乏しい、演出しょぼい、エロシーン使えない、etc...)と絶妙に絡み合い、 真綿で首を絞めるかの如くプレイヤーを苦しめるのである。 バグみたいな分かりやすい糞要素は無いのでいまいちインパクトには欠けるかもしれないが、 ただクリアするためだけにゲームをプレイした経験がある人は、この苦行の辛さを分かっていただけると思う。 とりあえずこんな感じかな この作品をスキップ無しでコンプした猛者がいたらマジ尊敬する 反応 +... 705 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 01 06 36.76 ID YqyJk6so0 [4/4] 乙。 何となくハローワールドを思い浮かべた 706 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 01 14 12.35 ID Lj+OY1X00 [2/3] 終わってた…orz 乙でした 45時間とか…そりゃ声優代も馬鹿にならん罠 どこぞみたく使い回せばよかったのに もしくはエロシーンだけでもとか 地の文多目だったら、官能小説みたいに エロをねちっこく描写してくれるなら、それはそれでありなんだが、そこんとこどうなの? つーか生まれる時代を間違えてんな。全体的に 707 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 01 18 54.03 ID +zU69lwb0 乙 ぜ……全34のED!? 708 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 01 22 33.72 ID vhNqbYzN0 戦闘があるってことは幾らかは死亡EDなんだろうか にしてもヒロイン達見分け辛いねこれ 709 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 01 30 16.83 ID 0sRowDNj0 [6/8] 705 ハロワはやったことないけど、今までやったエロゲの中じゃ装甲悪鬼村正の次ぐらいに長かった マブラヴオルタとシュタゲが20~25時間ぐらいだから、ちょうどその倍ぐらいある感じ 706 エロシーンのテキストは 690も言っているように描写は丁寧 でも基本的に抜かせるためのテキストじゃないんだよね エロさよりも初々しさとか仲睦まじさとかが先行しちゃってる 淫語なんて殆ど無いし、ヒロインの喘ぎ方も単調にあんあん喘いで後は絶頂時に主人公の名前を連呼するって感じ 708 Fateの即死BADみたいなのも結構あるけど、かなり前の選択肢が影響したりするから回収は相当面倒くさい 710 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 01 46 29.46 ID yd52zqLO0 45時間はすごいな BADが確定してもテキストが長かったりするんだろうな 711 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 01 54 29.78 ID 8F0ugefA0 [1/2] クソゲーに限ってボリューム満点www ていうか選評主が攻略サイト建てられるレベルじゃねーか 712 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 02 12 28.17 ID smdPsWNw0 乙 パケ絵からして古臭いからなあ これだけで買う気はうせそう で、中味は陳腐なうえ長時間の苦行か 毎度のことだが何でだしたんだろね 713 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 02 15 06.47 ID mN0NzCeO0 選択肢が多くて無駄に長いか・・・ 声有り、今風、演出他UIが高品質、ただし全体的にキモイ すごく丁寧に作られているが、声無しで全体的に古臭い どっちがいい? 714 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 02 17 29.25 ID E8QcGgpr0 709乙 俺もつい半日前に村正をクリアしてきたとこなんだ。だから何となく体感できるぞ。 村正は長いものの楽しいからいいけど、楽しくなくて長いってのは苦痛だな…。 715 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 02 17 57.76 ID hp5kn33i0 乙乙 10年前に出ていれば普通の評価を得られたかもしれないって感じか まあ流行り廃りの激しい業界だから、時代に合ってないなんてのは何の言い訳にもならないけど 716 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 02 21 01.10 ID 8F0ugefA0 [2/2] まあ10年早い場合ならともかく10年遅いってのは、当時には当時の競争があるわけでどうせその競争にゃ勝てんもんだよw 717 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 02 22 10.69 ID Lj+OY1X00 [3/3] ボリュームがあることそれ自体には問題は無いんだと思う 短かったら短かったで「薄い」って言われるし 問題はストーリーがつまらないって感じる事なんだろうな。かなり冗長な感じなんだろう それが他と比較して長い間続くから全体的なクソゲー度も高くなる 718 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 03 32 10.11 ID K89GiIqa0 選択肢の数も優に100を超え でにけりと同じウンコを持っていたのか・・ っていうか「体臭が便臭でイジメられているヒロイン」ってつまりウンコの臭い のするヒロインってことだろ?誰が得するんだよ・・・これが本当のクソヒロインか 719 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 06 19 49.55 ID U/l/u7ag0 [1/2] 質ゲー狙いか 720 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 06 22 53.67 ID RR0tZK/FO 709 乙 短すぎるのも困り物だが長すぎるのもまた問題だなw シナリオやキャラ設定が古くさいのは作品の個性と言えなくもないけど、ダラダラと無駄に長いのは確かに苦痛だわ 721 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 06 25 08.01 ID +rxqLHkJ0 エンディングの数が多いから選択肢が多いのは仕方ない部分もある NAO2とかもそうだし 問題なのは、内容が陳腐で冗長という所 722 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 06 46 22.44 ID WrwZaAi10 尼で3000円くらいになってたから特攻してみた PYGMALIONや四八を連想させるマイナー感が逆にそそるw嫌いじゃない 723 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 07 04 49.27 ID fB5Ns+l80 まぁ例え200年頃に発売されていたとしても その当時の基準で見ても古いってのは確かだったし それが最終的に敢えて今の時代に発売すると決断されるまでにはいろんなドラマがあったんだろうなと 724 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2012/11/08(木) 07 25 31.88 ID CuSFo9Zi0 さすがに1800年前はちょっと・・・ 過去のコメントはコチラ タグ 2012年の作品
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右代宮 明日夢 (うしろみや あすむ) 戦人の母。6年前に他界。戦人は明日夢のいいところを継いだらしい。 留弗夫と霧江の交際には気付いていたのか? 死因不明。霧江や留弗夫が謀殺説もなくはない
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15の装飾 企画。在学中にパパとなり、娘は15のアイドル的存在になる。現在は息子も生まれ、4人家族。絵が非常にうまくお鳥婦人の看板も彼が手がけたものである。
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右代宮 霧江 (うしろみや きりえ) 留弗夫の後妻。序列第12位。6年前の結婚時より戦人とは断交していたが、最近になって交流を再開した。 自分側からではなく、相手側から見て次の一手を探る「チェス盤思考」(本人曰くゲーム理論の独自解釈)が得意。 頭脳派。事件(第一の手紙と傘の持ち主について)を推理することが楽しかった? 結婚以前より留弗夫の仕事上のパートナーであったため、戦人とも交流があった。 夫の手綱を握っているらしい。その関係は明日夢生存時から。しっかり者? 公式ページのキャラ紹介に「前妻の目を盗んでの交際も巧みで」とあるので、おそらく留弗夫との関係は明日夢生存時からと思われる。 結婚と同時に夫の女性関係を次々と清算した。 その割には留弗夫の米国企業とのトラブルを知らなかった様子(留弗夫の項参照)。 一族の中で唯一困惑する立ち絵が出てきていない。 戦人が尊敬できるような人にしました。(電撃魔王2007年10月号竜騎士のコメントより)